三年寝太郎のあらすじと教訓!なりたくない見本。

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布団

現代人は、疲れています。

充分に寝られている人がどれくらいいるでしょうか?

多くの人は、寝る時間をけずって、仕事をしたり、家事をしたり、好きな事をしています。

いまどき、毎日9時間や10時間寝ていたら、寝太郎と言われてしまいそうです。

でも一方で寝太郎がうらやましいのです。

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それでは、三年も眠り続けた『三年寝太郎』あらすじを見ていきましょう。
 

三年寝太郎のあらすじ

 
むかし、寝てばかりいる、若いお百姓さんがいました。

その若者は、田んぼも畑もほったらかしで、年がら年中寝ていたので、寝太郎と呼ばれています。

さて、この若者ですが、初めから寝太郎だった訳ではないのです。

病気のお母さんには優しくしていたし、大変正直で、働き者だったのです。

ですから、村の人は、いつも感心していました。

けれども、どれだけ働いても、貧しく、お腹いっぱいおこめのご飯を食べた事など、ありませんでした。

どうしてかと言うと、寝太郎の村には、田んぼに水を引く川がなく、夏になると、稲が枯れてしまいます。

村の人は、そのことを嘆いてばかりいて、良い知恵もないので、水神様を祭ったり、雨乞いしたりしていました。

寝太郎の家はとても貧乏だったので、ほんの少し取れたお米を、地主様に納めてしまうと、もうほとんど残りません。

そして、病気のお母さんは、「もうちょっと、お米のご飯が食べたいなあ。」と言いながら、死んでしまったのです。

その年の夏、ひどい日照りで、今までぐちひとつ言わなかった若者は「俺は、働いても、働いても、駄目なんだな。」と言いました。

そして、それっきり、寝てしまったのです。

村の人ははじめ、お母さんが亡くなって、力を落としたのかと思いました。

ところが、次の年になっても、ねてばっかりいたので、寝太郎と言われてしまうようになりました。

ある日の事、寝太郎の家にお役人さんがやって来ます。

そして、「お米を納めろ!」と寝太郎にどなったり、ムチで、打ったり、蹴ったりしました。

ですが、寝太郎は全く起きませんでした。

これにはお役人さんもあきれかえって、帰っていきます。

それを、見ていた子供たちは、「寝太郎どん、ねむったままで、お役人を負かしたんだろうか?」と、なんとなく感心したのです。

あくる日になると、子供たちは、自分たちの食べ物の残りを縁側に置いておきました。

そして、また月日が経ちます。

寝太郎が寝ている間も、村の人たちは、水不足に悩んでいました。

それから、寝太郎が寝太郎になって、3年の月日が経ちました。

今まで、何をしても起きなかった寝太郎がむくっと起きて外にでてきます。

それから、寝太郎は、物も言わず歩いて、となりむらも超えて、とうとう大きな川に出ます。

そうすると、寝太郎は、この水を村の田んぼまで引こうと言います。

みんなあんなところまで、どうやって引くのかと思っていると、寝太郎はみんなで引けばいいと言ったのです。

ところが、みんなは、そんなことが出来るはずはないと、帰ってしまいます。

すると、次の日の朝、寝太郎はひとりきりで、溝を掘っていたのです。

そうすると、子供が遊び半分手伝いはじめ、少しづつ、掘った溝が伸びていったのです。

だから、大人も放っていられなくなって、みんなで手伝いました。

そして、なんと、その次の春には、隣村の向こうの川から水をひく溝ができます。

おかげで、それからは、、たくさんお米がとれたそうです。

おしまい。
 
田んぼ
 
 
さて、このお話の中では、ほとんど寝ていた『三年寝太郎』の教訓は何なのでしょうか?

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三年寝太郎の教訓

 

教訓1

 
このお話の教訓は、人は、見かけにはよらないという事です。

ぼーっとしている人が、怠けものとは限らないのです。

一見、のんびりしているようですが、一度決めたら、行動力が優れていて、思っても見なかったことをやり抜く人がいるという事です。

そういう人は、なまけているように見えて、実は、その間に他の人が考え付かないようなことを、色々考えているものなのです。

そして、決めるのに時間がかかりますが、一度決めると絶対にやめないで最後までやり抜く事ができる人であったりします。

それにそういう人は、何を言われてもどっしりかまえていて、何か大変な事が起こっても落ち着いて行動でき、、頼りになるという事です。

そんな人は、周りの目をあまり気にすることがなくて、自分のするべき事を落ち着いて考えられる人なのです。

ですから、のんびり、ぼーっとしている人は、見たままだけではないという事です。

それから、子供の方が、物や人の本質を見る目があって、言葉だけでは、わからないその人の性格や性質をわかる事があります。

このお話では、寝ている寝太郎のすごい所を見抜いていたのです。

ですから、寝ながら、お役人をまかしてしまった寝太郎に食べるものを持って行ったりしていました。

もちろん、かわいそうという気持ちもあったかもしれませんが、自分の大事なご飯や、おやつの食べかけなどを持ってきて置いているのだから、それだけでは、なかったでしょう。

そして、子供たちが、一番に、寝太郎が溝を掘るのを手伝います。

寝太郎のやっていることが正しい事を、子供達はすぐに感じ取ったのでしょう。
 

教訓2

 
そして、寝太郎がずっと寝ていて、みんなが、どうしようもないなまけものだと言っている所にこのお話の言いたかった事があるのです。

みんな、この寝太郎をみて、自分より怠けものがいて、自分はああいう風にならないでおこうという、悪い見本になります。

そして、本当は自分だって寝てくらしたいけれども、そうすると、寝太郎みたいになってみんなに悪く言われるかもしれないと思います。

悪い見本がいることで、他の人が、自分の立場ではどうしたらいいかを、認識できるのかもしれません。

そして、自分はそうならない為に、頑張ろうと思えるのでしょう。

例えば、私が中学の時は、学校がとても荒れていて、授業を受けずに、どこかでたまってあそんでみたり、先生に口答えしたり、時には先生に暴力をふるったりしている子もいました。

それで、学校に行っていても、授業が中断することも多く、落ち着いて勉強もできない事が多かったのです。

そういう人たちが、好き放題をして、みんなに迷惑をかけている事を身近で見て、ああいう事はしない方がいいなという事が、わかったような気がします。

良い見本も、もちろん必要ですが、悪い見本も、そんなことをするとどうなるか、具体的に想像することができるので、必要です。

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三年寝太郎の原作

 
日本の民話です。

中国地方のお話と言われています。

全国に似たお話はあるが、三年ほど寝ていて、急に起きだし、農作物を救うために、水を引くお話というのは、共通している。

他に知られる結末では、長年寝ていた寝太郎が、山にのぼって、大きな石を転がし、その石が転がっていって、最後には川をせき止めて、流れを変えて、田んぼに水が来るようになるというお話です。
 

まとめ

 
このお話の教訓は、人は見かけによらないという事と、悪い見本も必要であるという事です。

慢性的な睡眠負債を抱えている人は、その負債を取り戻すのにものすごく期間がかかるそうです。

みなさんは、いつ取り戻せそうですか?

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