うさぎとかめのあらすじと教訓!思い込みの怖さ。

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うさぎとカメ

この人は、どんな人?

人は目の前の人をあまり知らないにも関わらず、一面だけをみて、勝手に判断している事があります。

『うさぎとかめ』の、この一見単純にみえるお話に、思い込みの怖さが隠れています。

カメが、ウサギの性格を見越し、自分に注目させた、心理作戦とは?

さて、お話のあらすじから見ていきましょう。

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うさぎとかめのあらすじ

 
ある日、うさぎとかめがケンカをしていました。

うさぎはのろまなかめよりも自分の方が走るのが早いと主張するのです。

ですので、かめは、「ここからあの丘を越え、畑の横を通りすぎて、荷車まで、競争をしよう!」と言います。

動物たちは、どっちが勝つか、好き勝手に予想します。

そして、出発の合図の担当のおんどりは、「コケコッコー!」と言うと、うさぎはあっという間に走り出して、もう草原を飛び越えました。

ところが、その間に、かめは少し動いただけでした。

そして、息つく間もなく、うさぎは生け垣に着いたのです。

それからうさぎは、後ろを振り向きますが、誰もいなかったので、葉っぱを食べて一休みします。

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その頃、かめは丘を登りますが、鳥たちはかめに声援を送ったり後ろから風をふかせたりして、応援しました。

ですが、うさぎは葉っぱを食べ終わると、今度はニンジン畑まで走って来て、お腹がすいたので我慢できずに、ニンジンを食べます。

うさぎはお腹がいっぱいになって、眠くなったので寝てしまいました。

その間にやっとかめは生け垣にたどり着いたのです。

でも、かめは休まずに歩き続けました。

そして、かめはニンジン畑の横を通り過ぎました。

しかし、うさぎは熟睡していたので、かめが通り過ぎた事に全く気がつかなかったのです。

うさぎは目を覚まし、急いでゴールの荷車まで走りますが、もう既に遅く、かめが一足先にゴールしてしまいました。

どうぶつたちは歓声をあげて、かめの周りに集まります。

そして、かめは自分がどうしてうさぎに勝つことができたか、お話ししました。

おしまい。
 

 
さて、このお話は、よく知られるお話ですが、かめのように、コツコツ努力すれば、早いうさぎに勝つことができるという教訓のほかに、どんな教訓があるのでしょうか?
 

うさぎとかめの教訓

 
このお話の教訓は、人はその人に対しての思い込みが理由で、その人を正しく評価できない事がある。という事です。

最初から能力が十分にあると思われている人と、能力が劣っているように見える人が同じ事を成し遂げたとします。

そして、能力が劣っているように見えた人の方は、周りに注目され、称えられることがあるという事です。

このお話しの中ではうさぎもかめも、さほどかわらずゴールしました。

でも、うさぎの方が早いとみんなが思い込んでいたために、かめが勝ったことに、ものすごい注目が集まるのです。

どうして、そんな現象が起こるのか?

それは周りの人が能力が十分ある人に対して出来て当たり前だと思い込んでしまうのです。

例えば小学生の2人兄弟がいたとします。

そして、お兄さんはいつも好成績でテストで100点満点も珍しくありません。

けれども弟くんの方は、いつも半分くらいの点を取れれば良い方でした。

ある時、弟くんは、気が向いたので少し勉強して、100点をとるのです。

もちろん、お兄さんも100点の答案用紙をお母さんにみせました。

けれども、後から100点の答案用紙を持って帰ってきた、弟くんばかり注目されます。

そして、お兄さんが100点を取った事なんか忘れ去られ、かわいそうに、弟くんばかり、ほめられるのです。

本当はお兄さんが努力を継続し、続けて100点をとったことも弟くんの頑張りと同等に評価されなければなりません。

要するに、思い込みに左右されず、平等に評価するべきなのです。

つまり、努力や継続で、いい結果を残した人は平等に称賛され、評価されるべきだ、という事です。
 

 
例えば、前回のオリンピックで金メダルを取った選手がいたとします。

その選手はそれから4年間、プレッシャーに押しつぶされそうになりながら、体力を維持し、けがをしないように気を付け、更にレベルを上げる為に頑張りました。

でも、次のオリンピックでは惜しくも銀メダルだったのです。

そのオリンピックでは、あまり名前の知られていない選手が銅メダルを取りました。

そうすると、たちまち注目は、その名前の知られていなかった選手に集まり、皆に称賛されます。

しかし、前回金メダルを取った選手は金メダルを取ることが当たり前と思われていて、期待外れとまで、思われてしまうのです。

本当は、オリンピックに出場するだけでもすごいのに、メダルを取ったのですから、どちらの選手も同様に評価されるべきです。

この『うさぎとかめ』の物語はかなり古く、作者も現存したかどうかは定かではありません。

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うさぎとかめの原作

 
『うさぎとかめ』は古代ギリシャの奴隷・アイソーポス(イソップ)が作ったとされる、イソップ寓話です。

寓話とは、動物などを擬人化し、身近な、なじみのある内容によって興味を引き、道徳的に諭す方向にもっていくお話の事です。

日本では、室町時代以降に『伊曽保物語』によって伝えられたのです。
 

まとめ

 
『うさぎとかめ』の教訓は、人は思い込みに左右されることなく、その人の努力や継続を同等に評価しなければならないという事でした。

人は無意識のうちに、その人について、勝手に思い込んでいることが多いのです。

思い込みとは怖いものですね。

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