貧乏神のあらすじと教訓!貧乏神は福の神。

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囲炉裏

このお話を知らなかった、私の、貧乏神のイメージは、怠けもので、働かない汚い神様でした。

でも、一般の男の人のようなことをいう、意外に普通の人かもしれません。

そして、「それは違うでしょ」と突っ込みを入れたくなる、おじさんでした。

さて、その貧乏神はいったいどんな神様なのでしょうか?

まずは、『貧乏神』のあらすじについて、みていきます。

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貧乏神のあらすじ

 
あるところに、夫婦がありました。

結婚したころは、お金持ちだったのですが、とても貧乏になってしまいます。

ある年のおおみそかに、男は火にくべるものもないので、床板をはがして、火にくべていたのです。

すると、奥のほうから、小さい年寄りが出てきます。

男はおどろいて、「どこのどいつだ!」と聞くと、「わしは貧乏神じゃ。火にあたらせてくれ」とこたえました。

ですので、男は、「貧乏神!おまえみたいなものがいるから、うちがこんなに貧乏になったんだ!」と言います。

そして、火のついた板で、貧乏神に、なぐりかかったのです。

すると、貧乏神は、「おまえの嫁さんが、片付けが嫌いで、家の中もちらかしとるから、わしはこの家が気に入って8年もすんでおる。」いいました。

そして、「もし、お前さんが、元のように、金持ちになりたければ、嫁さんと別れた方がええ。」と話して聞かせます。

これを聞いて、男は、なるほどと思い、女房を追い出してしまいました。

それから貧乏神は、「今夜は大みそかだから、お殿様がお通りになる。もし、お前が貧乏から抜け出したいなら、お殿様のおかごめがけて、なぐりこめ。」としつこく勧めるのです。

そこで、男はとうとう、言う通りにしてみようと覚悟を決めたのです。

そして、殿様の行列がやって来ましたが、間違って、先ぶれの男をなぐってしまいました。

そうすると、ガチャンと音がして、あたりに銅貨が散らばっています。

ですが、行列は何もなかったように、いってしまいました。

そこへ現れた貧乏神は、「どうして、殿様をなぐらなかったんだ、年明けに、もういっぺんだけ、おかごが来るので、お殿様をなぐるんだぞ。」と言うのです。

そして、貧乏神はどこかへ行ってしまいます。

さて、元日の晩になり、お殿様の行列がやって来たので、男は覚悟を決めて、おかごになぐりこんだのです。

すると、大きな音を立てて、おかごが壊れました。

そして、中から、大判、小判がザクザク出てきて、男は昔のように、金持ちになったのです。

実は、殿様の行列と思ったのは、大みそかと元日にだけ通る、お金の神様の行列だったそうな。

おしまい。

この、どこか不気味なお話の教訓はいったいどんなことなのでしょう。

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貧乏神の教訓

 
このお話の教訓は、何か欲しい物を、手に入れるときは、何かを捨てなければならない。ということです。

全部、都合よく、条件がそろうことは少なく、何かを求めると、何かをあきらめなければならないという事です。

そして、このお話の中では、この男は、奥さんを捨てて、貧乏ではなくなることを、選びました。

奥さんもお金も両方都合よく選ぶことは出来ないのです。

この奥さんは掃除が嫌いで、散らかし放題でしたが、それでも、男は何か気に入る所があって、一緒にいたのでしょう。

容姿だったのか、うるさく言わない性格だったのか、好きでもない人とは暮らせないでしょう。

そう考えると、この男は、気に入っている大事な物を捨てて、お金の方を取ったのです。

欲しい物は、両方は手に入れることは難しいのです。

例えば、身近な例でいえば、試験前に、遊ぶ事と、勉強して良い点を取ることの両方手に入れるのは難しく、どちらか我慢しなければなりません。

それから、例えば、電化製品の欲しい機能を含ませると、どうしても、お値段が上がる事などです。
 

 
そして、この男は、貧乏神の言う通りにして、以前に劣らぬ、お金持ちになりました。

しかし、男は以前に、お金持ちから貧乏になったのですから、また、貧乏になってしまう可能性は十分にあるのです。

今度、貧乏になった時には、奥さんも、そして、又お金持ちになれるヒントをくれる、貧乏神もいないのです。

本当は、何が原因で、貧乏になったか、ここでは奥さんのせいにしていますが、もともと金持ちだった人が貧乏になるには理由があるはずです。

その原因を考えもしないで、また、お金持ちになったと喜び、なにも対策をしないでいたら、この男はまた貧乏になるでしょう。

何事にも原因の究明と結果の分析が必要なのです。

今度、貧乏になった時には、おくさんのせいにはできません。

例えば、失敗をした時に、どうしてそんなことになってしまったか、原因を究明することは、又同じ失敗をしないために、重要です。

そして、失敗した結果、どのような事が起こり、どう対処すればよかったか、改めて考える事も非常に大事です。
 
そして、この貧乏神を福の神と同じ神だという人もいます。

お金の流通をつかさどる神様なのでしょう。

このお話は、昔話にあるわかりやすい、何か良いことをしたら、お金や宝が手に入るというお話ではないのです。

この貧乏神は、実態のよくわからない、何がしたかったのか、よくわからない、どこか不気味な神様です。

それと同じで、お金に関しては、運もあるし、行動もあるし、本当のところは誰にもわからないという、教訓なのかもしれません。

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貧乏神の原作

 
日本の香川県に伝わるとされる、昔話。

落語等にも似たお話があるのです。

囲炉裏の火をたくと、貧乏神が姿を現す話は各地にあり、火をたくと、追い出せるという説もありました。

鳥取県の水木しげるロードには、まんがで登場した、貧乏神の像があります。
 

まとめ

 
『貧乏神』の教訓は、欲しい物を手に入れるときは、何かを捨てなければならない。という事です。

奥さんが片付けをしなくて、貧乏神の好かれるという、私には、辛い話です。

でも、私はこんな貧乏神に、負けたくありません。

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