笠地蔵のあらすじと教訓!相手を理解して共感する。

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笠地蔵

『笠地蔵』のお話は教科書でも知られた、有名なお話です。

それでは、このお話に出てくるおばあさんの、すごい行動を知っていましたか?

知っていれば、相手を嫌な気持ちにさせることなく、良い相談相手になる事ができます。

その秘訣とはどんなことなのでしょう?

それでは、ここからは『笠地蔵』のあらすじを見ていきます。

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笠地蔵のあらすじ

 
ある村のはずれに、とても貧乏なじいさんとばあさんがいました。

大みそかになりましたが、米もなく、もちもつけないのです。

そこで、ばあさんは自分が織った反物を売って、正月の買い物をすることにします。

ですので、じいさんは反物もって、雪の中を出掛けていったのです。

さて、じいさんが峠まで来てみたら、お地蔵さまが6人、雪がかぶさったまま立っていました。

それを見てじいさんは、「これは気の毒に。帰りにはなんとかしてあげなくては。」と町まで急ぎます。

けれども、大みそかなので、反物はなかなか売れず、笠がやっと5つ買える値段になってしまいます。

ですので、正月の用意は何も買えなかったのです。

そして、じいさんは、帰りに峠のお地蔵さまに1人ずつ、雪を払い、笠をかぶせてあげました。

それから、1つ足りない笠は、自分の古い笠をかぶせてあげます。

じいさんは笠もなく、雪だらけで家にかえりました。

そして、ばあさんに、反物は売れたけれども、お地蔵さまがにかぶせる笠を5つしか買えなかったと話します。

でも、ばあさんは、良い事をしたと、喜んだのです。

そして、2人はその晩は、漬物をかんで、湯を飲んで眠ります。

ですが、夜中に、がやがやと話す声と、そりを引く音が聞こえてきます。

じいさんとばあさんは、なんのさわぎだろうと、耳をすまして、聞いていました。

そして、そりの音が家の前で止まり、「ほれ、よっこらしょ。」と重たい物をおろす音がしました。

やがて、そりの音は行ってしまいます。

そこで、じいさんとばあさんは、戸を開けてみてみると、笠をかぶった、お地蔵さまが6人、雪の中に返っていく後ろ姿がみえたのです。

そして、家の前には米やら、もちやら、たくさんのお宝がおいてありました。

おしまい。
 

 
さて、この微笑ましいお地蔵さまのお話の教訓はどんな事でしょうか?
 

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笠地蔵の教訓

 
このお話の教訓は、共感する事です。

相手の事を理解し、共感しようとすること。です。

このお話の中では、おじいさんが反物を売ったお金で、お正月の用意を買わず、お地蔵さんにかぶせてあげる笠をかいます。

そのことを、おばあさんは、全く責める事もなく、むしろ、良い事をしたと喜ぶのです。

決して、「わたし達が食べるおもちもないのに、どうして笠なんて買ったの?」と文句を言ったりしません。

おじいさんが、どんな気持ちで、少ないお金でお地蔵さんの笠を買ってあげたか、考えて、共感したのです。

例えば、共感するという事は相手の話を聞くときにとても大切なことです。

まず、相手の話を聞くときに、つい、自分の感想を言いたくなります。

でもまず、話を聞いて、相手の気持ちに共感する事がとても大事です。

人はただ、自分の気持ちに共感してほしくて、相談したり、気持ちを打ち明けたりするものなのです。

それなのに、話を途中までしか聞かないで、「それは、こうすれば解決するよ。」「そんなこと言ってもしょうがないじゃないか。」等と、つい、すぐに解決して終わらせようとしてしまう事があります。

その人はただ、自分に共感して、「かなしかったね。」「つらかったね。」と自分の思いを理解してほしいだけです。

自分がずっと悩んできて、苦しかった気持ちもわかって欲しくて相談しているのです。

自分の思いを理解してもらったと感じるだけで、相談してよかった、打ち明けてよかった、と思うのです。

そして、このことは、子供に対しても同じ事が言えます。

子供は、自分が、どんなに悲しかったか、どんなに不安だったか、反対にどんなにうれしかったか、まず親に共感してほしいのです。

まず、「悲しかったね。」「さびしかったね。」「痛かったね。」と共感してほしいのです。

それから、その上で、「よくがまんしたね。」「よくがんばったね。」とほめて欲しいのです。

子供はおとなに比べて、10倍悲しくて、10倍うれしいといいます。

それだけ、敏感で、感情が大人よりも豊かです。

なかなか、そんな子供の気持ちを100%共感することはできないのです。

そして、相方でも、友達でも、気持ちがわかるとは口では言いますが、すべてがわかるわけではないのです。

ですので、相手の事を出来るだけ理解し、共感しようと努力することはとても大切な事です。

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笠地蔵の原作

 
福島県で伝わったとされる、昔話。

出てくるお地蔵さん数は様々で、最後に、おじいさんが、手ぬぐいをかけてあげるというお話も残っている。

良い事をして、恩返しを受けるというお話で、昔話の典型的な勧善懲悪とは違い、穏やかで、あたたかい印象のお話です。

お正月のお話なので、お宝を持ってくるのは、お地蔵さまではなくて、歳神さまであるという説もあります。
 

まとめ

 
『笠地蔵』の教訓は、相手の事を出来るだけ理解し、共感することは難しいが、大切な事である。という事です。

きっと、共感しようと思わなくても、このおばあさんは、おじいさんの事がわかるのではないでしょうか?

なんとなく、おじいさんが、お正月の用意を買って帰ってこないこともわかっていたのでしょうか?

そんな気がします。

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