ぶんぶく茶釜のあらすじと教訓!近い人にこそ伝える。

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ぶんぶく茶釜

あなたはよくしゃべる方ですか?

それとも、どちらかと言えば、無口な方ですか?

どんな方でも、自分の本当の気持ちを正直に伝えることは、なかなか出来ないと言う方が多いのではないでしょうか?

日常では特にまあいいかと思って伝えずにいることが多いものです。

でも、『ぶんぶく茶釜』のお話はそんな方の為に伝える事の大事さを伝えてくれています。

それでは、最初に、ぶんぶく茶釜のあらすじから見ていくことにします。

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ぶんぶく茶釜のあらすじ

 
昔、あるお寺に優しい和尚さんがいました。

和尚さんは、親子のたぬきを、堂の下に住まわせてあげて、大変かわいがり、ご飯もたくさん与えます。

ところが、お寺がだんだん貧乏になり、たぬきにご飯をあげられなくなったのです。

そこで、和尚さんはたぬきに、貧乏でごはんをあげられないから、どこかよそへいってくれと頼みました。

するとたぬきは、和尚さんへのご恩返しに、ころんと転がってきれいな茶釜に化け、子だぬきも、その茶釜にぴったりのふたに化けました。

そして、この茶釜は、水を入れるだけで、お湯がわく、珍しい茶釜でした。

ですので、「3両位で売れるでしょう。」とたぬきは言うのでした。

次の日に、たまたま来た古道具屋さんに「水を入れるだけでお湯がわく茶釜です。」と見せると、三両で買ってくれたのです。

そして、古道具屋は、その茶釜を町の大きなお寺に売りました。

このお寺では、和尚さんがこの茶釜を大変重宝して、ぶんぶく茶釜と名付けて、大切にしていました。

ところが、この茶釜の事を知らない小僧さんが、川でたわしを使ってゴシゴシとみがきます。

すると、茶釜が「痛いから、優しく洗え。」と口をきいたのです。

小僧さんはびっくりして「あの茶釜が物を言いました!」と言いますが、和尚さんはそんなことがあるはずがないと相手にしませんでした。

そして、和尚さんは「いいから、茶釜を持って帰ってきてお湯をわかせ。」と小僧さんに言いました。

なので、小僧さんは、仕方なく茶釜を持って帰って来て、水を入れ、かまどの火にかけてしまいます。

そして、とうとう茶釜は熱くなって暴れだして、手と足が出てきて山に逃げていきました。

おしまい。
 

 
さて、このたぬきのお話にはどんな教訓が書かれているのでしょうか?

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ぶんぶく茶釜の教訓

 

『ぶんぶく茶釜』の教訓は伝える事の大切さです。

私たちはつい、じゃまくさい、言わなくてもわかっているだろうと伝えるのを後回しにしてしまいがちなのです。

言い出しにくい理由があったり、言うタイミングを逃してしまったり、つい言い忘れてしまったりすることはよくある事です。

このお話の中では、最初の和尚さんは、お寺が貧乏でご飯を与えるのが大変な事を、たぬきに伝えなかったのです。

なぜなら、和尚さんは、ご飯があげられないから出て行ってくれと申し訳なくて、なかなか言い出せなかったのでしょう。

言おう言おうと思っている間に状況は悪化して、余計に言い出しにくくなることもあります。

結局、誰にも言い出せず、どうしようもなくなってから、発覚することもあります。

お金の問題や、仕事の問題や、家族の問題もあります。

近い存在の人にはいつでも言えるとか、言わなくてもそのうちわかってくれるとか、思う事は多いです。

でも、実は、家族や近い関係の人の方が、長い年月で積み重ねた問題はわかりにくいものです。

ですので、家族が気づくのを待っていないで、色々話しにくい理由はあると思いますが、話さないといけない事は早めに伝えておきましょう。

それから、茶釜が買われていったお寺の和尚さんは、この小僧さんに、その茶釜の事を、火にかけないで、放っておいたらお湯をわかせる茶釜だと伝えませんでした。

なぜなら、この小僧さんは、新人だったので、誰かが伝えるだろうと、皆が思っていたのでしょう。

そして、私たちは、自分に近い人ほど、つい、伝えなくてもわかってくれているだろうと、思ってしまい、実は全く分かってもらえてなくて、落胆することが多いのです。

例えば、何かを使った後、きちんと片付けて欲しいとか、お風呂から出るときは換気しておいて欲しいとか、ちょっとした生活の中の事ですが、そのうちわかるだろうとか、次はきちんとしてくれるだろうとか、思っていても全くわかっていなかったりします。

それは、当然かもしれません。

なぜなら、伝えていないからです。

もし、伝えていたとしても、簡単に伝えて、相手は全然理解しておらず、伝えた気になっているだけかもしれません。

ですので、「どうして、そのことが必要なのか、そのことをしなければ、何が起こってその結果、何が困るのか」等伝えなければなりません。

そして思った時に、思った事を伝える事はとても大切でしょう。

それに例えば、子供には、「あなたの事を大事に思ってますよ。」とか、相方には、「いつも感謝してますよ。」等の気持ちを伝える事もそうです。

特に子供には、何かあった時に、ふと、親があんなこといってたなあと思い出すくらいに、伝えておいたほうが、いいのかもしれません。
 

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ぶんぶく茶釜の原作

 
日本の中部地方に伝わる昔話です。

たぬきが困っている和尚さんを助ける等、のどかで、微笑ましいお話です。

群馬県、館林市の茂林寺(もりんじ)には分福茶釜のゆかりの寺として知られていて、一度水を入れると、なかなかなくならない茶釜のお話が残っているのです。

他にも類似のお話が各地に残っています。

山形県にも似たお話が知られていて、こちらは主人公がきつねのお話が残っているのです。
 

まとめ

 
ぶんぶく茶釜の教訓は、伝える事の大切さです。

伝えて、わかってもらうのは、本当に大変な作業なのです。

私は、職場などの人には、こう伝えて相手がどう思うか等、考えだすとじゃまくさくなって、もう伝えなくていいかなと、思ってしまう事が多いです。

この点については、今一度、考えたいと思います。

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