スイッチョねこのあらすじと教訓!気持ちの種とは?

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ねこの親子

あなたは子供の時、何かが気になって気になって眠れなかったり、何かが不安で眠れなかったりしたことはないでしょうか?

そして、他の人にすれば大したことではないのですが、自分の中ではそれはそれは大変な事なのです。

このスイッチョねこは気になることで大変な目にあった子ねこのお話です。
 

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スイッチョねこのあらすじ

 
秋になると、夜には鈴虫やら松虫やらスイッチョなどの虫が勢いのいい声で鳴き始めます。

お母さんねこは子供たちに、「虫はとるのはいいけれども、食べない方がいいよ。食べるとお腹をこわす虫もいるからね。」と言うのです。

でも三匹の子ねこのなかで白い子ねこの白吉はいたずら好きでした。

ですので、「あんないい声で鳴く虫はきっとおいしいに違いない。」と思うのです。

白吉は虫をつかまえて食べてやろうとずいぶん長い時間ねばりました。

でも虫は静かに近づいても急に鳴くのをやめてしまって、どこにいるか分からなくなってしまうのです。

ですから、白吉はとうとう眠くなってしまって、大きなあくびをしました。

すると、口の中に何かが飛び込んできて、あわてて飲み込んでしまったのです。

「おや?虫だったのかな?」と思いましたが、眠いのでお母さんと一緒に寝る事にしました。

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そして、兄弟たちも眠って周りがすっかり静かになったと思ったら、どこかで「スーイッチョ!」と大きな鳴き声がしたのです。

なので、みんなはびっくりして飛び起きて、あたりを探しましたが虫はいないし、虫の声もしなくなりました。

ですので、みんなはまた眠ったのです。

すると、またどこかで「スーイッチョ!」と鳴いたのです。

白吉は自分のお腹の下で鳴いたように思って虫を探しますが、影も形もありません。

スイッチョは白吉のお腹の中で鳴いているのでした。

白吉が、びっくりして走り回ると、声はしなくなりますが、じっとすると、大きな声で鳴くのです。

白吉が眠くなって眠ろうとすると、スイッチョが大きな声で鳴くもんですから、兄弟ねこは「やかましくって眠れないからあっちへ行ってよ。」といいます。

ですから、白吉も眠れなくて、人間でいう❝不眠症❞になってしまいました。

なので、母さん猫は白吉をねこのお医者さんの所へ連れていきます。

ねこのお医者さんは母さん猫に容体を聞き、色々調べてくれました。

白吉が診察台に寝転んでお医者さんにお腹を見せようとすると、スイッチョは大きな声で鳴きました。

お医者さんは考え込みました。

そして、「虫くだしはスイッチョに効くだろうか。本当は生きたカナリヤかスズメをのんで、お腹の中のスイッチョを退治してもらえばいいのだが、この子はまだ小さいからなあ。」

「切開手術をして、スイッチョを出すか。。。大手術になるが。。。」

それを聞いて白吉が泣き出してしまい、母さん猫は「この子のお腹を切るんですか?」と心配そうに言ったのです。

そして、猫のお医者さんは「虫下しを飲ませて少し様子を見よう。」と言いました。

ですので、白吉は虫下しを飲みます。

そして、夜も白吉が家の中にいると、兄弟たちにうるさがられるので、庭に出て座っていました。

すると、白吉のお腹の中のスイッチョが良い声で鳴くので、周りの虫たちも美しい声で鳴きます。

でも白吉は「二度と鳴く虫なんか食べないや。」と思うのです。

そのうちにある晩よく眠ったなあと起きてみると、スイッチョが鳴かなくなっていたのです。

ですので、白吉は母さん猫に「スイッチョが鳴かなくなったよ!」と叫びます。

すると、母さん猫は眠かったし、外の虫の話かと思って、「もうそろそろ冬が来るからねえ。」と答えました。

そして、白吉は兄弟ねことお母さんと一緒にぐっすり眠ったのです。

明日目が覚めたら元気に飛び回って遊ぶことでしょう。

おしまい。

うまおい

 

スイッチョねこの教訓

 
このお話の教訓は、お腹の中に種を持ちやすい人は実は楽しく生きられる種も持っていますという事です。

白吉のお腹の中にいるスイッチョは、もしかしたらお腹の中に持つ種だったのではないでしょうか?

後悔している事。

気にかかる事。

嫌な人の事。

嫌な出来事。

心配な事。

これから起こるかもしれない何か。

 
このお話の中では、白吉のお腹の中のスイッチョという虫は、白吉にとっての不安や心配の種だったのではないでしょうか?

白吉は母さん猫が言っていたようにもしかして虫に毒があるんじゃないかと思って心配だったのでしょうか?

例えばあなたも同じことをずっと考えてしまって、そのことばかりで頭がいっぱいになってしまう事はあるでしょう。

気にしすぎて、そのことに頭が集中しすぎて我慢できなかったり眠れなかったり。

そして、失敗したことをずっと思い返して悔やんだり落ち込んだりする事があります。

それから、心配事やあるかもしれない嫌な事をずっと考えてしまって、不安になる人もいるでしょう。
 

でもそういう人は、考え方によれば、集中力があり慎重で、物事を思い返し、きちんと反省すべき所はわかっていて、もし又同じことが起こっても同じ失敗を繰り返しにくい人なのかもしれません。

そして、例えばその集中力を違う方向に向ければ、、集中してそのことに向かって進んでいける人なのです。

ですので、もし楽しい目標を見つける事ができれば、その楽しい目標に向かって集中して楽しく進んでいけるのです。

心の中の種というのは嫌な事、気がかりな事もあります。

でも反対に何か楽しい事があれば、他の事にもやりがいが出来たり、そのことがあるだけで楽しく過ごせるのです。

そして、思いだしたのですが、あなたは子供の時、一度親に具合が悪いと言ってしまうと、次に気が付いた時には何ともなくて治っていても、何だかまだ具合が悪いと言わなければいけないような気がしたことはありませんか?

それで、まだ治らないふりをしてしまった事。

うそをついて困らせるつもりはないのです。

でも親が自分の方に関心を持ってくれるし、少しうれしい気がしたりして・・・。

そして、親にあまり心配されると、その状態で居なければならないような気がした事。

なので、時には親は病状を聞いてたいした事がなさそうなら大げさに対応せず、話をよく聞いてあげて、少し冷静に様子を見る事も必要かもしれません。

このお話では最後におなかの中のスイッチョはいつの間にか鳴かなくなります。

時間が経って本人も段々お腹の中の種の事を考えなくなったり、周りにもあまり反応されなくなったら、本人も気にしなくなって、いつの間にか治ってしまうという事でしょう。

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スイッチョねこの原作

 
作者は大佛次郎(おさらぎじろう)です。

大佛次郎は1897年横浜市に生まれました。

鞍馬天狗の作者でもあります。

ねこグッズのコレクションでも有名です。

スイッチョとはうまおいという虫の事です。
 

まとめ

 
スイッチョねこの教訓は、お腹の中に種を持ちやすい人は実は楽しく生きられる種も持っていますという事です。

このお話の母さんねこは、白吉が大変な思いをしているものの、なんとなく大丈夫なような気がしていたのかもしれません。

こんな親のなんとなくの感覚は私は大事かなあと思っています。

でも、当たらない事もありますのでお勧めはしませんが・・・。
 
そして、お腹の中の種という物は誰でももっているものかもしれません。

長い間忘れていた事も、ある日突然芽を出して、考えずにはいられなくなる事もあります。

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