からすのあらすじと教訓!より価値があるように思わせる事

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からす

世の中の人はたくさんの人の中からどうやって、パートナーや相棒と結ばれるのでしょうか?

学歴や年収や仕事に容姿等、条件で選んでいるともっと他に良い人がいるのではないかと思ってしまって、なかなか決められないのではないでしょうか?

そうすると、一体何が決め手になるのでしょう。

王女のように自分に決めさせるにはどうすればいいのでしょうか?

困難な事の後には何が待っているのでしょうか?

ではここからは、からすのあらすじを見ていきましょう。

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からすのあらすじ

 
昔、ある城のお妃さまがいました。

お妃さまには1人の王女がいたのです。

王女がまだ赤ちゃんの時に、むずがり出して、どうしてもおさまらなかったので、お妃さまはイライラして「王女がからすになってどこかへ行ってしまえばいいのに。」と思いました。

すると、本当に王女はからすになって飛んで行ってしまうのです。

それから王女は深い森の中で長い間暮らしました。

ある日、この森にひとりの男がやって、このからすと出会います。

からすは「わたしはお城の王女です。あなたは私を助ける事が出来ます。」と男に伝えるのです。

そして、男に森の奥の家に行くように言います。

それから、そこにいるおばあさんが出すごちそうも飲み物も口にしてはいけないと言うのです。

そして、家の裏庭で午後2時にからすが白馬の馬車に乗って行くのを寝ないで待つように伝えます。

ですので男は、言われた通りにすることを誓うのです。

けれども、からすは「あなたはきっと、出されたごちそうに手を付けてしまうでしょう。」と言いました。

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さて、男は家に着き、おばあさんがごちそうと飲み物を出してくれます。

男は最初断りますが、とうとう断り切れずに一杯飲んでしまうのです。

午後2時近くなり、男は裏庭でからすを待ちますが、横になって眠ってしまいます。

2時になってやって来たからすは男を呼び続けて起こし、明日もまた来るけれども、「きっとあなたはまた何か口にしてしまうでしょう」と言って帰って行きます。

次の日もその次の日も男は眠ってしまっていました。

3日目の日、からすは食べても飲んでも減らないパンとお肉と、ワインを置いて、手紙を残します。

手紙には、置いている食べ物が飲んでも食べても減らない事と、私(からす)を救いたければシュトロームベルクの金の城に来る事がかいてありました。

そして、最後にからすは自分の指にはめていた金の指輪を男の指にはめるのです。

目が覚めた男はすぐに金の城に向かいました。

でも金の城はなかなか見つからず森の中で2日ほど探していると、巨人がいるのが見えます。

巨人は「お腹がすいているので、お前を晩飯にしよう。」と言いました。

でも男は巨人に食べても減らないパンとお肉と飲んでも減らないワインを食べさせます。

すると、巨人は満足して金の城の場所を教えてくれて、途中まで連れて行ってくれたのです。

そして、男はそれから何日も歩き続け、とうとうシュトロームベルクの金の城につきました。

でも、お城はガラスの山の頂上にあり、男は何度も登ろうとしましたが、すべってしまってどうしても登れません。

山の頂上のお城では馬車で行き来する王女の姿がみえました。

男は悲しくなりましたが、食べ物も飲み物もあるし、小屋をたてて1年待ちました。

ある時、3人の巨人が殴り合いをしています。

ですから男はなぜけんかをしているかたずねると、1人の巨人が「扉をたたくとすぐに扉が開く杖をみつけた。」といいます。

そして、2番目の巨人は「着ると姿が見えなくなるマントをみつけた。」というのです。

それから3番目の巨人は「ガラスの山に登る事が出来る馬を見つけた。」といいました。

なので男は「もっと価値のあるものをあげるからその3つの物をくれないか?」と言い、その前にお前たちが言った事が本当かどうか確かめさせるように言います。

ですから巨人たちは、男を馬に乗せて肩にマントをかけ、手に杖を持たせたのです。

そして、見えなくなった男はガラスの山の頂上に登りました。

それから、杖でお城の扉を開けます。

広間にいた王女の前のさかずきに金の指輪を投げ込むと、姿の見えない男に王女は気づくのです。

男はお城の門の外に出るとマントを脱ぎ、王女も門の外に出てきて、男と抱き合って喜びます。

そして2人は結婚式をあげ、一緒にくらしたのです。

 

ガラス

 

からすの教訓

 
この男は目の前の飲み物や食べ物をすすめられて、その時の欲望に負けてしまいますが、目の前の小さな利益に食いついていては、先にある大きな利益にたどり着く事は難しいのです。

今目の前のすぐ簡単に手に入る物には魅力を感じ、誘惑に負けてしまう事はよくある事です。

でも、もっと先にある大きな目標を手に入れる為には先を急がずにじっくりと待つことも必要であるという事です。

この男はお城にたどり着きますが、ガラスの山に登る事が出来ず、そこで一年を過ごすのです。

男は有り難い事に食べても飲んでも減らない食物を持っていたので、慎重にタイミングを計って確実にガラスの山を登りお城に入る事が出来ました。

そこからわかる事は、楽して短期間で本当に欲しい物を手に入れる事は難しいという事です。

例えば英語の勉強でついつい毎日30分見るだけとか、聞くだけとか、真似して声を出すだけとかが今たくさんありますよね。

私は、接客の仕事をしていて、常日ごろ英語を話せればいいなあと思っているので、そんな楽そうな英語講座とかに少し魅力を感じたりすることもあるのですが、毎日例えば30分でも一か月続ければ15時間勉強する事になります。

もしその30分を一年続けたとしたら、180時間ですから、もし英会話を週に一回2時間習った時よりも、かなり多い勉強時間になるのです。

そう考えると、毎日毎日少しづつ勉強するのははかなり難しいし、やっぱり楽して短期間で何かを成し遂げるのは現実的には難しいのかもしれません。

そして、どうしてガラスで出来た山だったのかというと、ガラスはもろく壊れやすく、例えば杭を打って登る事も出来ず、もし壊すようなことがあれば、お城もろとも、ガラスの山は崩れ去ってしまいます。

以前男が飲み物を飲んで眠ってしまったような失敗はもう繰り返せないという事なのです。

そのことを知らせるためにからすは男に3回もチャンスを与えたのでしょうか?
 
そしてこのお話では男は困難を超えて手に入れた物は、簡単に手に入れる事が出来た物よりも、価値があって大事だと思うのです。

王女は、より多くの困難を乗り越えて自分の為に戦ってくれた人の方が自分の事をより愛していると感じます。

一生一緒に暮らすには、お互いに何か他と違うと確信できないと、続けて行くの事は困難なのかもしれません。

意外に私たちがパートナーや相棒を決めるときは、その時の勝手な思い込みなのかもしれないのです。

昔私の知り合いの男の人は、当時モテ期だったようで何人か彼女がいたのですが、最終的に出張先かどこかまで会いに来た女の人の熱意を感じてその人と結婚しました。

その話を聞いた時は私はなんだか大事な結婚なのに安易な感じがしました。

でもたくさんの相手の中から、日本では一人の人としか結婚をすることが出来ないのですから、何か思い込みやその時のきっかけがないと結婚なんて出来ないのかもしれないと後から思いました。

それから、そういう相手に出会うには、例えば3人の巨人に出会ってたまたまお城に入るための3つの道具を持っているような、運がないといけないのです。
 
そして、森の奥の家にいるおばあさんが出す料理や飲み物はもしかしたら本当は簡単に手に入る女の人の事を意味していたのかもしれません。

まんまと誘惑に負けてしまうのですが、そんな男の人のどうしようもない弱い所もこの物語では描いているのかもしれません。

でもだからこそ、その後に苦労して手に入れる王女の事がより価値があるように感じるのでしょう。

それらも全部実は王女の策略かもしれません。

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からすの原作

 
グリム兄弟により編纂された、「子供と家庭のための童話集」に載せられました。

グリム兄弟はドイツの文学者の兄弟です。

グリム兄弟の父親は法律家で司法官をしていましたが、兄弟が子供の頃に亡くなりました。
 

まとめ

 
からすの教訓は、今目の前のすぐ簡単に手に入る物には魅力を感じ、誘惑に負けてしまう事はよくある事です。

でも、もっと先にある大きな目標を手に入れる為には先を急がずにじっくりと待つことも必要であるという事です。

悲しい事に、ものすごく相手を好きだと思う事は一般的にはそんなに長続きしません。

思い込みがとけた後は、情でカバーしていくしかないのかもしれません。

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