カエルの王様のあらすじと教訓!惹かれる瞬間。

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馬車

人は人のどんな所を見て、好きになるのでしょうか?

意外に気を遣わずに本音で話していた相手に好かれたりしている事はありませんでしたか?

人は心の奥でつながっている所があるのです。

カエルの王様に出てくるお姫さまは、ちょっと他のお話に出てくるお姫さまとは違っています。

結末も「あれ?それでいいんだ?」というお話です。

それでは、ここからは、そんなカエルの王様のお話を見ていきましょう。

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カエルの王様のあらすじ

 
昔あるところに、美しい娘達がいる王様がいました。

娘たちはみんな美しかったのですが、末の娘は特に美しかったのです。

王城のそばには森があり、森の中には泉がありました。

美しい末の娘であるお姫さまは泉のふちで金色のまりで遊んでいました。

すると、お姫さまが投げた金色のまりが泉の中に落ちてしまいました。

金色のまりをとても大事にしていたお姫さまは、悲しくて泣いてしまいます。

その泣き声はおさまるどころか、どんどん大きくなりました。

そうすると、一匹のカエルが水面から顔を出し、どうして泣いているのか聞きます。

すると、お姫さまはカエルに気がついて「まあお前だったの?大事な金色のまりが泉に落ちてしまったの。」と言いました。

カエルは「私がなんとかしてあげる。その代りに何をくれますか?」と聞きます。

お姫さまは「何だってあげるわ。」と答えるのです。

そうすると、カエルは「もしあなたが私を愛してくれて相棒にして一緒に遊び、一緒に食事をして、一緒にベッドで寝てくれるなら、水底から金色のまりを取ってきましょう。」といいます。

すると、お姫さまは「もしあなたが金のまりを取って来てくれるなら、あなたの望みは全部かなえます。」と約束するのです。

けれどお姫さまは心の中では、❝カエルなんかが人間の相棒になれるはずがない❞と思っていました。

ですが、カエルはお姫さまの答えを聞くと、直ぐに泉の底にもぐっていって、金色に光るまりを取って来たのです。

すると、お姫さまは喜んで、それを受け取って走り去ってしまいます。

カエルはゲコゲコ言って追いかけましたが、お姫さまはお城に帰るとかえるの事などすぐに忘れてしまいました。

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次の日、お姫さまがみんなと食事をしていると、カエルが階段をびたん、びたんと登って来て扉をたたいたのです。

お姫さまは、怖くなって扉を閉めてしまいます。

すると、訳を聞いた王様は、「約束したことは、実行しなければいけない。カエルを入れてあげなさい。」というのです。

中に入って来たカエルは一緒に食事をしたいいうので、お姫さまは、いやいやカエルをテーブルに乗せてやります。

そして、お腹がいっぱいになったカエルは今度は一緒に寝室で眠りたいと言うのです。

お姫さまは気味が悪くて泣いてしまいましたが、王様はカエルを寝室に連れて行くよう言いました。

今度はカエルはベッドに一緒に入りたいと言うので、我慢できなくなったお姫さまはカエルをビタン!と壁にたたきつけてしまいます。

「みにくいカエルめ!」と言いますが、床に落っこちたかえるはもうカエルではありませんでした。

そこには美しいよその国の王子さまが立っていたのです。

王子さまは魔女に魔法をかけられて、カエルにされていました。

でも、お姫さまのおかげで、元の姿に戻る事ができたのです。

そして、王様の希望で2人は結婚することになりました。

次の朝、王子さまの家来のハインリヒが白い馬の馬車でやってきました。

ハインリヒは魔法でカエルにされた王子さまの事で、辛くて心臓が破裂しないように胸に輪っかを三本つけていたのです。

その輪っかは、王子さまとお姫さまと一緒に馬車で国に帰る途中で、壊れて落ちたのです。

おしまい。

さて、このお話の教訓はどんなことでしょう?

森の泉
 

カエルの王様の教訓

 
このお話の教訓は、人の本当の気持ちに触れた時に惹きつけられるという事です。

お話の中では、このお姫さまの他には王子さまを泉から助けられなかったと書いてあります。

では、どうして王子さまは魔法がとけてカエルから人間に戻れたのでしょうか?

童話によくある本当に愛する人に出会えたら戻るという設定なのでしょうか?

だとしても、お姫さまは、カエルとの約束を守らず、一緒に寝る事も嫌がったのに、カエルがお姫さまを好きになるきっかけはなかったようです。

いったい、人を好きになる瞬間はどんな時なのでしょうか?

出会った瞬間で見た目を好きになったり、なんとなくの勘だったりすることはあります。

でも、その人の本音が見えた時に好きになる事があるのではないでしょうか?

落ち込んで、弱音をもらした時や、楽しそうに好きな事をしている姿や、真剣に仕事をしている姿を見て、その人を好きになった事があるのではないでしょうか?

王子さまが王子さまの時は、周りがみんな本当の気持ちを言わなかったのです。

王子さまの時は、周りの人も気を使ったり、結婚の対象である女の人は特に王子さまに良く見られようと、取り繕いました。

でも、この時、王子さまはカエルの姿だったために、お姫さまは取り繕う事もなく、本来の姿で向き合っていたのです。

その姿が王子さまには新鮮で楽しく魅力的でした。

ですので、最後にお姫さまに思い切り感情をぶつけられて、壁になげつけられた時に人間にもどったのです。

王子さまに戻った後もお姫さまは今更取り繕っても仕方ないので、態度は変わらなかったのではないでしょうか?

例えば、好きな人がいても、その人には良く見られようとして、言いたいことが言えなかったり、恥ずかしくてまともに話ができなかったりします。

なので、なかなか本当の自分を見せられません。

ですので、好きな人にはなかなか好かれないのです。

そして、悩みを打ち明けたりしていた仲の良かった友達と、お付き合いするようなるという事が起こります。

それではどうして、本音が見えた時に人は惹かれるのでしょうか?

その人の本音に共感した事で、好きになる事もあるでしょう。

そして、人の心の奥は誰かの心の奥とつながっていて、人の本音に出会った時につながっている自分の心にも響いて来るのでしょう。

それから、このお話は、鉄のハインリヒという題でも紹介されていています。

ハインリヒの鉄の輪っかで悲しみを表し、その輪っかが外れる事で、喜びを表しているのです。

ここでも、王子さまの心の奥と、ハインリヒの心の奥がつながっているという事でしょう。

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カエルの王様の原作

 
グリム童話の初版から、最終版まで、巻頭に載った作品です。

作品の題名は、カエルの王様、または鉄のハインリヒとされています。

また、発表された時は「王女と魔法をかけられた王子」という題でした。
 

まとめ

 
カエルの王様の教訓は、本当の気持ちに触れた時に人は惹きつけられるという事です。

このお話は、かえる化現象の語源にもなっています。

その現象は、好きな人に好かれると気持ち悪くなって、振られるとホッとするという現象だそうです。

そんな現象もまた機会があったら調べてみたいと思います。

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